近年はラン活(小学校入学を控えた子どものランドセルを購入するための活動、またはその一連の行動)を始める時期がどんどん早まってきています。人気のランドセルは早々に完売することも多く、そのために早いうちからランドセルの購入検討を始める人が増えてきているようです。
この記事では、ランドセル選びに役立つような情報をまとめています。おすすめの人気のランドセルや失敗しないランドセルの選び方、ラン活を始めるタイミング、目的に合わせたおすすめランドセルの紹介など、ぜひ知っておきたい情報をたくさん紹介しています。
これからランドセルの購入を検討する予定の人は、ぜひ参考にしてください!
女の子におすすめ人気ランドセルランキング【2026年度最新版】
女の子に人気があるランドセルを紹介します。ランドセル選びで迷ってしまった場合には、ぜひこちらのランキングを参考にしてください。
1位 【セイバン】モデルロイヤル クリスタル

セイバンのモデルロイヤル クリスタルは、ガラスの靴や宝石のような雪の結晶をモチーフに、クリスタル・ガラスをあしらった上品な華やかさが特徴のランドセルです。「ラクパッドフレックス」や「背中Wクッション」など、体への負担軽減を考えた機能も充実しています。
- 荷物がたっぷり入る大満足の収納力
- 6年間安心して使える耐久性
- 「天使のはね」や「3D肩ベルト」で軽く背負える
素材 | アンジュエールグロス アンジュエールパール |
重さ | 約1,290g |
カラー | シャーベット×ミント、シャーベットピンク×ベビーピンク、ミルクティー×ベビーピンク、フレンチライラック×パステルパープル |
2位 【フィットちゃん】パステルガール

フィットちゃんのパステルガールは、パステルカラーにかわいいリボンを散りばめたスイーツのようなランドセルです。ソフトで軽い背負い心地の「楽ッション」タイプなので、クッション性のある柔らかいベルトが体に優しくフィットします。
- 鎖骨から大胸筋へかかる圧力を約30%軽減
- 雨の日や薄暗い夕方でもドライバーの注意を引き安全・安心
- 大容量で整理整頓しやすい
素材 | クラリーノエフ |
重さ | 約1,230g |
カラー | プラチナホワイト×アクア、ラベンダー×アクア、ベビーピンク×アクア、ミントグリーン×ラベンダー、ペールラベンダー×アクア、ルミナスイエロー×ペールラベンダー |
3位 【ふわりぃ】トレーズ

ふわりぃのトレーズは、古き良きアンティークの香りを感じるカブセ鋲を使用しています。最大5cm伸びる、多段階調節可能な拡張ポケットがついているので、収納力もしっかりあります。A4フラットファイルやタブレットPCも収納可能です。
- 720度全方向反射
- A4フラットファイル(幅23cm)やタブレットPC(最大幅23×高30cm)が収まる
- 荷物が多いときは全部広げて最大約5cm伸ばすことができる
素材 | クラリーノエフ |
重さ | 約1,190g |
カラー | ベージュ×キャメル、カーマイン×ブラウン、ネイビー×キャメル、エバーグリーン×ブラウン、キャメル×ブラウン、ピンクベージュ×ベージュ、ミント×ベージュ |
4位 【鞄工房山本】プリンセス・ラフィーネ

鞄工房山本のラインナップで、女の子に一番人気なのが、プリンセス・ラフィーネです。ティアラのステッチと輝くクリスタルガラス、両サイドにはお花のモチーフをあしらい、横からの表情までチャーミングに仕上がっています。
- キリッと引き締まったかっこいいデザイン
- 生地の裁断面を丁寧に磨いたコバ塗り
- 牛革による高い耐久性
素材 | 防水牛革 |
重さ | 約1,380g |
カラー | キャメル、ラベンダー、パープル、ミントブルー、ローズピンク、アッシュピンク、ウェディングホワイト |
5位 【黒川鞄】シボ牛革 キューブ型

黒川鞄は、背負い心地のいいランドセルを得意としている工房です。価格が高めですが、その分、素材と品質の高さが高い評価を得ています。耐久性に優れた革を使用しているため、特別なお手入れをしなくて革がダメになりません。
- 撥水性に優れ、傷が目立ちにくい
- 見た目は小さくても実は大容量で、しかも軽量仕上げ
- ドイツ製の特殊樹脂加工を施しているため、特別なお手入れは不要
素材 | 牛革 |
重さ | 約1,480g |
カラー | キャメル、赤、ローズ、ライトブルー、クリーム、ピスタチオ、グレージュ、ライトパープル |
6位 【羽倉】耐性牛革バイカラー

羽倉のS字肩ベルトは、肩の丸みや脇腹のカーブにも沿いやすい立体的な形状になっています。そのため、体にすき間なくフィットしてベルト全体で荷重を受け止め、負担を分散します。肩ベルトが自然と立ち上がり、左右が独立して動くため、体が大きくなってもゆったり腕が通せます。
- 120mmのマチ幅があるので高学年になってもしっかり収納可能
- 折れ曲がりにくい芯材をマチ部分に挟み込み、型崩れを防ぐ
- 全シリーズに撥水加工を施しているため、天候を気にせず使える
素材 | 耐性牛革 |
重さ | 約1,310g |
カラー | ピンクベージュ×ホワイト、ピンクベージュ×バイオレット、ラベンダー×バイオレット、ラベンダー×サックス、ピスタチオ×ホワイト、バイオレット×サックス |
7位 【モギカバン】たくみプレミアム ウノ

モギカバンのたくみ プレミアム ウノは、シンプルなデザインで、いつの時代の飽きのこない定番モデルです。本体は人工皮革(クラリーノ)、背当てはソフト牛革、金具はアンティークゴールドを使用しています。カラーバリエーションが豊富で、好きなカラーが見つかりやすいです。
- 飽きのこないシンプルな定番デザイン
- 背当てにソフト牛革を使用しているため、通気性や背負い心地も良好
- 牛革に比べて価格が手頃
素材 | クラリーノ |
重さ | 約1,120g |
カラー | クロ/キャメル、コン/キャメル、ブラウン/キャメル、グリーン/キャメル |
8位 【土屋鞄】RECO 牛革ハイブリッド

土屋鞄では、長く安心して使えるように、芯材や金具、フタの開け閉めなど、6年間の使用頻度を想定しながら多岐にわたるテストを重ねています。RECOは軽量化を目的としたハイブリッド(併用)仕様となっており、メインに牛革を、側面と底面には軽くて丈夫な人工皮革を使っています。
- 柔らかな背当てや立ち上がり背カンで軽く感じる設計に
- 弾力性の違うウレタンを重ね、背中へのフィット感をアップ
- 安心の防水加工で、防水や保湿など特別なお手入れは必要なし
素材 | 牛革、人工皮革 |
重さ | 約1,290g |
カラー | ラベンダー、プリズムピンク、ミントブルー、プリズムカーキ、ディープレッド |
9位 【池田屋】ベルバイオスムース カラーステッチ

池田屋限定の特別なベルバイオは、牛革のようなツヤ感と発色が特徴です。皮革の風合いと表情にこだわり、牛革に近いツヤ感と発色を表現しています。抜群の背負いやすさと耐久性を誇りながら、ほかの人工皮革と変わらない軽さが魅力です。
- 牛革のような仕上がりに人工皮革ならでは軽さを兼ね備える
- 機能性が高くシンプルなデザイン
- カラーバリエーションが豊富
素材 | 防水ベルバイオ 防水牛革 |
重さ | 約1,100g |
カラー | アイリス×ピンク、フェアリーピンク×ピンク、メルティーローズ×モカ、ピンクゴールド×モカ、ベージュ×ゴールド、アカ×ピンク |
10位 【村瀬鞄行】匠レザー

村瀬鞄行では、ランドセルを背負うことで子どもたちにかかる負担を軽減するため、メモリーフォームをはじめとする体感質量を軽減する機能を採用しています。パーツごとに、いちから素材・形状を見直し、パーツ点数の削減を行うことで、従来よりも軽量でスタイリッシュなランドセルを実現しました。
- 軽量化・低コスト化により、現代のニーズに合わせたデザインを実現
- しっかりした厚みのメモリーフォームで重さが分散
- ぶつけやすい、角の大マチ下部にも芯材を追加して補強
素材 | 牛革ストロング |
重さ | 約1,490g |
カラー | アカ、ピンクフレンチ、キャメル、ブラウン、ペールイエロー、ペールブルー、ペールラベンダー、ミントグリーン、グレー |
男の子におすすめ人気ランドセルランキング【2026年度最新版】
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1位 【セイバン】モデルロイヤル ドラグーン

セイバンのモデルロイヤル ドラグーンは、竜騎士(ドラグーン)の勇敢さをイメージしています。剣やドラゴンの力強く、かっこいいモチーフが、新たな一歩を踏み出すお子さまに勇気と自信を与えてくれます。
- 荷物がたっぷり入る大満足の収納力
- 6年間安心して使える耐久性
- 「天使のはね」や「3D肩ベルト」で軽く背負える
素材 | アンジュエール グロス アンジュエール パール |
重さ | 約1,280g |
カラー | ブラックxマリンブルー、ブラックxカーマインレッド、ブラック、マリンブルーxブラック |
2位 【フィットちゃん】グッドボーイDX

スマートなステッチラインとタフ素材の人気No.1ランドセルです。楽ッションの分厚くぷにぷにの肩ベルトで、からだへの負担を軽減してくれます。車のライトでピカッと光る安ピカッは、100m先からでも視認可能です。一般社団法人 全日本交通安全協会の認定商品にもなっています。
- 鎖骨から大胸筋へかかる圧力を約30%軽減
- 雨の日や薄暗い夕方でもドライバーの注意を引き安全・安心
- 大容量で整理整頓しやすい
素材 | クラリーノタフロックNEO |
重さ | 約1,210g |
カラー | クロ×マリン、クロ×メタルグレー、クロ×グリーン、クロ×アカステッチ、クロ×イエローステッチ |
3位 【ふわりぃ】スーパーフラッシュ

最大5cm伸びる多段階調節可能なポケットで、たくさんの荷物を入れることができます。ふわりぃ肩ひもは、体の成長を考慮しながら、体に沿った形状のカーブを採用し、フィット感を追求しています。帰りが日没後になる時や、雨や雪で視界の悪い日などは、高輝度反射機能が強い味方になってくれます。
- 720度全方向反射
- A4フラットファイル(幅23cm)やタブレットPC(最大幅23×高30cm)が収まる
- 荷物が多いときは全部広げて最大約5cm伸ばすことができる
素材 | クラリーノタフロックNEO |
重さ | 約1,210g |
カラー | ブラック×パールラベンダー、ブラック×パールピーチ、ブラック×メタリックブルー、ブラック×ゴールド |
4位 【鞄工房山本】レイブラック

鞄工房山本の中でも、とくに人気があるモデルです。特注ニスによる高級感ある仕上がりで、男の子からの人気があります。耐久性が高い牛革なので、アクティブなお子さまにもぴったりなモデルとなっています。
- キリッと引き締まったかっこいいデザイン
- 生地の裁断面を丁寧に磨いたコバ塗り
- 牛革による高い耐久性
素材 | 牛革 |
重さ | 約1,380g |
カラー | 黒×ブルー、ブラウニー、ニュー・アンティーク、香久山ブラック、リベルタ |
5位 【黒川鞄】シボ牛革 キューブ型

黒川鞄は、背負い心地のいいランドセルを得意としている工房です。価格が高めですが、その分、素材と品質の高さが高い評価を得ています。耐久性に優れた革を使用しているため、特別なお手入れをしなくて革がダメになりません。
- 撥水性に優れ、傷が目立ちにくい
- 見た目は小さくても実は大容量で、しかも軽量仕上げ
- ドイツ製の特殊樹脂加工を施しているため、特別なお手入れは不要
素材 | 牛革 |
重さ | 約1,480g |
カラー | 黒、黒×ブルー、黒×ゴールド |
6位 【池田屋】防水クラリーノ カラーステッチ

コストパフォーマンスを重視する人は、防水クラリーノモデルを選ぶ人が多いです。機能は、ほかの池田屋のランドセルと変わりませんが、価格は1番手頃になっています。見た目も通夜を抑えた落ち着いた仕上がりで、男の子からの人気も高いです。
- 高学年になっても飽きないシンプルなデザイン
- 多彩なカラーラインナップ
- 壊れた理由を問わない業界最高水準の完全無料修理
素材 | 防水クラリーノ |
重さ | 約1,100g |
カラー | クロ×ブルー、クロ×アカ、クロ×ゴールド、フォレストグリーン×ライトグリーン |
7位 【羽倉】耐性牛革バイカラー

羽倉のランドセルで人気のバイカラーの中から、とくに人気が高い組み合わせを専任デザイナーが配色にこだわってセレクトしました。継ぎ目のない「鋲なしフラップ」は、なめらかな革の美しさが映える羽倉オリジナルのフラップです。
- 120mmのマチ幅があるので高学年になってもしっかり収納可能
- 折れ曲がりにくい芯材をマチ部分に挟み込み、型崩れを防ぐ
- 全シリーズに撥水加工を施しているため、天候を気にせず使える
素材 | 耐性牛革 |
重さ | 約1,310g |
カラー | ブラック×シルバー、ブラック×レッド、ダークグリーン×チョコ、ダークグリーン×キャメル、コバルトブルー×ネイビー |
8位 【萬勇鞄】ノブレス

萬勇鞄では、伝統的な技法を用いた手縫いのランドセルにこだわっています。萬勇鞄の牛革のランドセルは、シボ加工が施されているため、傷がつきにくいのが特徴です。もし傷がついたとしても、そこまで目立たないため、アクティブな男の子にもおすすめできます。
- お子さまへの負担を考えた軽くて丈夫なランドセル
- たくさんの用具を入れても丈夫で安心の収納力
- 走ってもずれにくい立ち上がった肩ベルトで体にかかる負担を軽減
素材 | 牛革 |
重さ | 約1,300g |
カラー | ブラック×ブラウン、ネイビー×ブラウン、キャメル×ブラウン、グリーン×ブラウン |
9位 【ララちゃん】スマート・ライト

ララちゃんのスマートライトは、これまでの機能性を維持しつつ、さらに軽量化されているため、本体重量を重視する人にぴったりのランドセルです。360度全方位の安全性を確保する反射材は、悪目立ちしないよう本体同系色のカラー反射材を使用しています。別売りのマジかるベルトを装着することで、肩への負担の軽減や姿勢悪化予防に役立ちます。
- 牛革のような上質な人工皮革「ベルビオ・5」を使用
- 大マチ内寸の奥行きが12.5cmの大容量サイズ
- 成長に合わせてベルトを交換できるマジカルチェンジ背カン
素材 | ベルビオ・5 |
重さ | 約1,190g |
カラー | ブラック、ダークブルー、ブラウン、ブラック×レインボー |
10位 【キッズアミ】ワンダフルポッケ

大マチ内部に、必要に応じて収納ポケットを設置しており、厚さ3.cm以下で11インチまでのタブレット・PCを入れることができます。フタがついているので、不意の転落を予防でき、クッション底板が大切なタブレットやPCを保護してくれます。
- 大容量13.5cmマチにノートPC・タブレット収納ポッケを追加
- 3つの面で背中を支えるウィンディソフト
- 成長に合わせて上部が左右に広がるウィング背カン
素材 | クラリーノエフ、クラリーノレミニカ |
重さ | 約1,190g |
カラー | ブラック、ブラック/レッド、ブラック/マリンブルー、シルバー/ブラック |
失敗しないランドセルの選び方
ランドセルを選ぶ際は、どのようなポイントに着目すればいいのでしょうか?
ランドセル選びに迷ったら以下の7つのポイントについてチェックしてみましょう!
失敗しないランドセルの選び方①素材
ランドセルの素材は「人工皮革」「牛革」「コードバン」の主に3種類です。
ランドセルの素材①人工皮革(合皮)
人工皮革(合皮)は、ランドセルの素材の中でももっとも軽く、価格も手頃です。
一昔前までは、ランドセルといえば牛革が主流でしたが、数年前からはクラレ社製の人工皮革「クラリーノ」が定番になってきました。クラリーノは、一般的な人工皮革と比べると、耐久性に優れているため、ランドセルにも適しています。耐水性も高く、汚れたとしても水拭きで手入れすることが可能です。
ランドセルの素材②牛革
牛革は以前までランドセルの主流だった素材です。人工皮革よりも効果ですが、使えば使うほど味が出てくるのが特徴です。高級感があるため、世代を問わず人気があります。
牛革で注意したいのが、水に弱い点です。ランドセルは防水加工が施されていることがほとんどですが、それでも雨に濡れてしまった場合は、その都度ケアしたほうがいいでしょう。
日常的に専用のクリームやオイルを塗るなど、長く使うためにはお手入れが欠かせない素材です。
ランドセルの素材③コードバン
コードバンとは、馬のおしりの部分の革のことです。馬1頭から採取できるのは、ランドセルのかぶせ2枚分しかなく、とても希少価値が高いです。
コードバンの魅力は、上品なツヤと肌触りです。使い込んでいくとどんどん美しさが増していき、アンティーク品のような風合いになります。
希少価値が高い分、とても高額で、牛革と同じように水に弱いというデメリットがあります。
失敗しないランドセルの選び方②丈夫さ
男の子のランドセルを選ぶ際、丈夫さもしっかりチェックしておく必要があります。
男の子はランドセルを背負ったまま走り回ったり、ぶつけたり、放り投げたりと、乱暴に扱うこともよくあります。そのため、耐久性がないランドセルを選んでしまうと、6年間もたない可能性があります。
耐久面で選ぶならば、やはり牛革やコードバンがおすすめです。ただし、これらの素材は頑丈な分、重量があるため、体への負担が大きい一面もあります。また、牛革やコードバンは水に弱いため、雨に濡れたまま放置しておくと、シミができてしまう恐れもあります。
最近の主流であるクラリーノだと、耐久性が高く、耐水性にも優れているため、6年間しっかり使い通すことができます。また、クラリーノは牛革やコードバンよりも軽いため、小さな男の子でも扱いやすいというメリットがあります。
失敗しないランドセルの選び方③値段
ランドセル工業会によると、2024年のランドセル平均購入額は59,138円でした。

価格帯での割合を見ると、65,000円以上のランドセルを買った家庭が37.6%と、もっとも多いことがわかります。
中には10,000円台のポリウレタン製ランドセルなどもありますが、ポリウレタンは耐久性に欠けるため、6年間使い続けるのは難しいかもしれません。
100,000円以上の高額ランドセルもありますが、あまりに高すぎるものを子どもに与えるのも考えものという人もいるでしょう。
単に値段だけで判断するのではなく、価格に見合った機能性や耐久性を備えているか考えた上で、ランドセルを選ぶようにしましょう。
失敗しないランドセルの選び方④フィット感
ランドセルを選ぶ上で、重量は大切なポイントなのですが、軽ければ軽いほどいいというわけでもありません。
大切なのは実際に背負ったときのフィット感です。
背負いやすさが工夫されているランドセルは、成長によって体型が変化してもしっかり体にフィットして、体にかかる負担を軽減してくれます。
そのため、重さだけをチェックするのではなく、背負った際のフィット感を重視して選びましょう。
失敗しないランドセルの選び方⑤サイズ
ランドセルのサイズは主に以下の2種類あります。
- A4フラットファイルサイズ:縦310mm×横233mm×奥行120mm
- A4クリアファイルサイズ:縦310mm×横223mm×奥行110mm
A4フラットファイルサイズは、名前の通りA4のフラットファイルが入る大きさです。A4クリアファイルサイズよりも若干サイズが大きいため、重さも多少重くなります。
小学生は、文具類だけでなく、連絡袋、給食袋、レインコートなどなど、持っていくものがたくさんあります。とくに男の子の場合、手に荷物を持つことを嫌がり、なんでもかんでもランドセルに詰め込むこともよくあります。
また、学校によってはA4フラットファイルを必須で使うところもあり、そういう場合、A4クリアファイルサイズのランドセルだとファイルが折り曲がってしまう可能性があります。
失敗しないランドセルの選び方⑥カラー・デザイン
最近では、ランドセルのカラーも多様化していますが、男の子の定番カラーはやはりブラックです。

- 黒(ブラック)
- 紺(ネイビー)
- 青(ブルー)
- 緑(グリーン)
- 薄茶(ライトブラウン・キャメル)
最近では、ゴールドやシルバーなどをベースカラーにした派手なランドセルも増えてきています。こうしたランドセルは人とは違う個性的なランドセルを好む人に選ばれているようです。
デザインに関しては、あまり装飾がないシンプルなタイプが男の子には人気があります。
オーソドックスなデザインで、ワンポイントが入っていたり、おしゃれなステッチが入ったりしているものが人気です。
女の子の定番カラーは紫やピンクです。
- 紫/薄紫(スミレ、ラベンダーなど)
- 桃(ピンク、ローズ)
- 水色(スカイブルー)
- 赤(レッド)
- 薄茶(ライトブラウン、キャメル)
最近では、ゴールドやシルバーなどをベースカラーにした派手なランドセルも増えてきています。こうしたランドセルは人とは違う個性的なランドセルを好む人に選ばれているようです。
女の子のランドセル選びでは、必ず本人の意見を尊重するようにしましょう。
親がランドセルを決めてしまうと、子どもは不満を抱えながら小学校生活を送ることになりかねません。毎日、楽しく学校生活を送るためにも、子どもが気に入ったランドセルを買ってあげるようにしましょう。
あまり個性的すぎるランドセルを選んでしまうと、周囲から浮いていると感じてしまう場合があるため、子どもの意見を尊重しつつも、慎重に選ぶようにしましょう。
失敗しないランドセルの選び方⑦保証
ランドセルを選ぶ上で「6年保証付き」は必須条件です。
その上で気をつけなければならないのが、保証内容です。保証があるからといって、必ずしも6年間無料で修理してもらえるわけではないので注意しましょう。保証内容は、ランドセルのメーカーによって異なります。
多くの場合、無償で修理してもらえるのは劣化による破損などです。
ランドセルを乱暴に扱ったことで起きた故障については、有償での修理になることがほとんどです。
メーカーごとに規定が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ラン活はいつ始めればいい?ランドセル選びを始める時期
「ラン活」とは、小学校の入学に向けてランドセルを購入するまでの活動のことです。近年では、ただランドセルを選ぶだけでなく、ワークショップや工房見学を通してものづくりの面白さを学ぶこともあります。
ラン活で具体的にすること
ラン活では以下のようなことを行います。
- 資料請求
- 展示会・取扱店で実物をチェック
- 購入するランドセルを決める
まずは各メーカーからランドセルのカタログや資料を請求することになります。メーカー・ブランドではカタログ作りに力を入れているので、どんなランドセルなのかもイメージしやすいです。また、メーカーによっては革見本帳を用意しているところもあります。
カタログ請求は、基本的に無料でできるため、気になったところはどんどん取り寄せるのがおすすめです。人気のメーカーは、カタログがなくなってしまうこともあるため、早めに請求しましょう。
ラン活はいつから始める?ラン活をスタートする時期

ランドセル工業会のアンケートによると、ランドセルの検討開始時期や4月がピークで、1~3月も若干増加傾向にあります。約半数の人が、4月までにランドセルの購入検討を始めるようです。
ラン活がどんどん早期化している理由として、各メーカーで早期特典を出していることが挙げられます。早くランドセルを購入すると、割引されたり、特典がついたりするため、どんどん購入のタイミングも早まっているようです。
人気モデルのランドセルは早々に完売することも多いため、売りきれる前に購入する人も多いようです。
専門店で購入する場合は年中さんの夏頃から
専門店でランドセルを選ぶ場合は、年中さんの夏頃からスタートするのが目安です。ほとんどの専門店では毎年8~10月からカタログの配布を始めていて、翌年1~3月にカタログが届くようになっています。
そしてメーカーによる展示会が2月頃から始まり、ここからどんどんランドセルを購入する人が増えていきます。気になるランドセルがある場合は、5月のゴールデンウィーク前には購入するのがおすすめです。
量販店で購入する場合は年長さんの3月頃から
量販店でのランドセルの販売ピークは年長さんの5月頃なので、欲しいモデルを確実に入手したいならば、4月頃までに購入を決めておきましょう。
3月頃から気になるメーカーや商品の情報を調べ始めると、お子さんの希望も尊重しながら、ベストなランドセルを選びやすくなります。じっくり比較検討したい場合は、それよりも早めにラン活をスタートさせましょう。
価格帯別のランドセルの特徴
ランドセルは価格帯により、特徴が変わってきます。
10,000~20,000円台のランドセル
10,000~20,000円台のランドセルは、部品や人件費を抑えるために、海外の工場で作られていることが多いです。また、実店舗を持たないインターネット通販専門のショップでもこうした価格帯でランドセルが販売されています。
非常に安い価格帯でお得なイメージがありますが、耐久性や機能面が十分ではないケースもあります。型落ちで安くなっている場合は、A4フラットファイル対応のサイズかどうかもしっかり確認しておきましょう。
30,000~40,000円台のランドセル
大手メーカーの型落ち品やショールームでの展示現品、プライベートブランドのランドセルなどは、30,000~40,000円台で販売されています。デザインをシンプルにしたり、機能を絞ったりすることで、国内製造でもこの価格で販売が可能です。
素材は基本的に人工皮革ですが、アウトレットスロアなどでは牛革素材のランドセルを見つけられることもあります。
国内生産のものは、ある程度の品質が保たれているため、耐久性にはそれほど問題ありません。購入の際は保証期間などについてもしっかり確認しておきましょう。
50,000~60,000円台のランドセル
ランドセルの平均相場の価格帯です。素材は丈夫な人工皮革や牛革が多く、機能性も充実していることがほとんどです。デザインや色のバリエーションも豊富で、お子さんが好きなデザインを選ぶことができます。
大手メーカーのランドセルはもちろん、デザインや品質にこだわった工房系のメーカーでも、この価格帯でのランドセルも取り扱っています。
70,000~90,000円台のランドセル
70,000~90,000円台のランドセルは、牛革やコードバンを使用した高品質なランドセルが多いです。人工皮革を使っている場合は、通常よりも耐水性・耐傷性に優れたモデルであることが多いです。
凝ったデザインのランドセルも多く、人気ブランドとコラボした商品などもあります。
この価格帯になるとランドセルのオーダーメイドも可能になるため、ほかの人とかぶらない個性的なランドセルがほしい人にもおすすめです。優れた機能性を持つランドセルが多いですが、本革だとお子さんに負担がかからない重さかどうかは確認しておきましょう。
100,000円以上のランドセル
100,000円以上だと、相場よりもかなり価格が高い、高級ランドセルとなります。素材は「革のダイヤモンド」とも呼ばれるコードバンを使用しているものが多くなります。コードバンは希少性が高く、優れた耐傷性となめらかな手触りを兼ね備えています。
工房系メーカーの職人が手作りで製作しているものも多く、生産数が少ないため、販売開始時と同時に完売してしまうランドセルもあります。ほかとは違うプレミア感を重視する人におすすめの価格帯です。
目的別のおすすめランドセル
さまざまな目的に合わせたおすすめのランドセルを紹介します。
重さ1,000g以下の軽いランドセル【セイバン】スゴ軽 エアーⅡ

スゴ軽エアーⅡは、セイバンの天使のはねランドセルの最軽量シリーズです。背中側のヘリをなくしたタフコンパクト型で「天使のはね」や「左右連動背カン」の機能が、ランドセルを背負ったときの重心を高い位置で安定させ、体感重量を軽減します。
- マチ幅約13.5cmの大満足の収納力
- 6年間安心して使える耐久性
- 丈夫で大容量を兼ね備えた軽量モデル
素材 | クラリーノエフ アンジュエール グロス |
重さ | 約890g |
カラー | ブラック、フレンチライラック、シャーベットミント、フォレストグリーン、マリンブルー、ネイビー、ブラック×マリンブルー、カーマインレッド、メイプル |
クラリーノのランドセル【フィットちゃん】ベーシック軽量

フィットちゃんベーシック軽量は、シンプルで飽きのこないデザインが特徴です。雨の日や薄暗い夕方でも車のライトに反射してピカッと光る「安ピカッ」を搭載しているため、安全性が高いです。軽く感じる機能や便利な機能、耐久性を備えたまま、軽量化を実現したモデルです。
- 暗い道でも安全な反射ベルト
- 通気性に優れたエアーフレッシュの背当て
- A4フラットファイルがすっぽり入る収納性
素材 | クラリーノエフ |
重さ | 約1,050g |
カラー | マリン×マリン、クロ×メタル、チェリー×チェリー、ラベンダー×ラベンダー、キャメル×キャメル |
牛革のおすすめランドセル【黒川鞄】シボ牛革 キューブ型

黒川鞄は、背負い心地のいいランドセルを得意としている工房です。価格が高めですが、その分、素材と品質の高さが高い評価を得ています。耐久性に優れた革を使用しているため、特別なお手入れをしなくて革がダメになりません。
- 撥水性に優れ、傷が目立ちにくい
- 見た目は小さくても実は大容量で、しかも軽量仕上げ
- ドイツ製の特殊樹脂加工を施しているため、特別なお手入れは不要
コードバンのランドセル【セイバン】ホマレ アンティーク

希少性の高い高級革コードバンをカブセに使用したワンランク上の本革ランドセルです。「天使のはね」によって背中の高い位置でランドセルを背負え、「ラクパッドフレックス」や「背中Wクッション」などでからだへの密着性が高まり、実際の重量よりも軽く背負えます。
- 職人たちのものづくりの技が結集
- 高級感と背負いやすさを両立
- セイバンならではの充実した機能で軽く背負える
素材 | かぶせ:コードバン 本体:牛革 |
重さ | 約1,550g |
カラー | カーマインレッド、キャメル、ブラック |
女の子向けおしゃれなランドセル【grirose】コフレパール

grirose(グリローズ)は、土屋鞄が手がけるもう1つのランドセルブランドです。コフレパールは、ふわふわホイップのように愛らしいほんのりピンクがかったホワイトで、スイートな印象を与えます。カバーやリボンを組み合わせることで、コーディネートを楽しむこともできます。
- レースで縁取りしたような気品のあるデザイン
- 大容量でたっぷり収納
- 体にフィットするS字型の肩ベルト
素材 | 人工皮革 |
重量 | 約1,230g |
カラー | シュガークリーム、サンセットチーク、リトルフラミンゴ、レースラベンダー、アイスブルー |
男の子向けおすすめランドセル【GAP】フロントライン

フロントとサイドに入ったラインが個性的な男の子向けランドセルです。絶妙なバランスのカラーリングで、カジュアルでありつつ、おしゃれに決まります。かぶせのセンターにはさりげなく「GAP」の刺繍ロゴが入っています。大マチサイズは12.5cmでA4フラットファイルがつっかえずに出し入れできます。
- カジュアルだけどオシャレに決まるランドセル
- 特集のロゴファスナーパーツ
- 体にフィットして軽く感じさせるスイング背カン
素材 | タフガードライト |
重量 | 約1,270g |
カラー | ネイビー、ブラック、ホワイト、ネイルピンク |
ランドセルメーカー・ブランドまとめ
ランドセルメーカーをいくつかのカテゴリにわけてまとめました。
- セイバンのランドセル
- フィットちゃんのランドセル
- ふわりぃのランドセル
- キッズアミのランドセル
- ララちゃんのランドセル
人気の大手ランドセルメーカー①セイバン

セイバンは「天使のはね」でおなじみのランドセルメーカーです。ランドセル年間生産本数30万本という業界でもトップのシェアを誇ります。エレガントでクラシカルなデザインが多く、ランドセルを背負いやすくする機能も充実しています。小児科の医師100名にアンケートを採った結果、98%がセイバンのランドセルを推奨しました。
背負いやすさ、耐久性のどちらも優れているため、まずはセイバンの中からいいランドセルがないかチェックしてみるのがおすすめです。
人気の大手ランドセルメーカー②フィットちゃん

フィットちゃんは、強度の高い人工皮革のランドセルが人気のランドセルメーカーです。大手メーカーなので在庫が比較的安定していますが、人気モデルは売り切れてしまうこともあります。気に入ったランドセルがあれば早めの購入をおすすめします。
フィットちゃんのランドセルは、背負いやすさ耐久性が定評で、壊れやすいとされる背カンは10万回の耐久性テストを実施しています。デザインやカラーバリエーションも豊富なので、お子さんが気に入るランドセルがきっと見つかるはずです。
人気の大手ランドセルメーカー③ふわりぃ

ふわりぃのランドセルは、1967年に初めてクラリーノランドセルを発売した歴史ある株式会社協和が制作しています。軽くて耐久性があるランドセルで、安全性へのこだわりも強いです。また、障がい児用のランドセルの取り扱いがある数少ないブランドでもあります。
牛革やコードバンといった本革製のランドセルはなく、基本的にはクラリーノなどの人工皮革のランドセルだけとなります。価格も手頃なものが多いため、購入しやすいランドセルブランドです。
人気の大手ランドセルメーカー④キッズアミ

キッズアミは、フィットちゃんや天使のはねのようなメーカー系ブランドです。3つの面で背中を支えるウインディソフト、背中に密着するウィング背カン、肩が痛くなりにくいエコボーン、型崩れを防止するパワフルガードなど、充実した機能が特徴です。
ほかのメーカーではなかなか見ない半カブセや横型ランドセルなど、独自性が強いランドセルを販売しています。人工皮革から牛革、コードバンまで一通りの素材のランドセルがあり、コードバンのランドセルだと10万円を超えます。
人気の大手ランドセルメーカー⑤ララちゃん

ララちゃんランドセルでは、ララちゃんにしかない背負い心地を実現すべく、全シリーズにマジかるチェンジ背カンを搭載しています。丈夫さや安全性、収納力が使い勝手にもこだわり、機能と品質を追求しています。
ララちゃんではオーダーメイドに力を入れているため、ほかのブランドに比べるとモデル数は少ないです。オーダーメイドのランドセルはオプシオプションによって値段が異なりますが、早期セールを利用することで6~7万円台で購入することができます。
- 池田屋
- 鞄工房山本
- 羽倉
- カバンのフジタ
- 土屋鞄
工房系ランドセルブランド①池田屋

池田屋は毎年カタログ配布の反響が高いランドセルブランドです。シンプルで無駄のないデザインが特徴で、6年飽きずに使うことができます。機能面にもこだわっており、工房系ランドセルの中ではトップレベルの充実度です。
ほかのブランドでは見られないような独自開発のパーツや工夫があり、細かいところまで工夫が施されています。職人の熱意が伝わるランドセルで、実際に背負っている人の口コミも高評価です。
工房系ランドセルブランド②鞄工房山本

鞄工房山本のランドセルは、工房系の中でもオリジナリティが高いデザインが特徴です。ワンポイントとして花が縫いつけられたコスモスやデニム調のリベルタなど、パッと目を引くような個性的なデザインのランドセルが多いです。
鞄工房山本のランドセルといえば、美しいコバ塗りも有名です。コバ塗りをランドセルに取り入れてるブランドは少ないため、ぜひチェックしておきたいです。
工房系ランドセルブランド③羽倉

羽倉は本革製ランドセルのカラーバリエーションが豊富です。牛革にもかかわらず、21色もバリエーションがあるため、ほかの工房系ランドセルでは見かけないようなカラーも多数あります。コンビカラーなどの目を引くデザインのランドセルもあります。
また、羽倉ではオーダーメイドランドセルも取り扱っており、非常にカスタマイズパーツが多いため、思い通りのデザインに仕上げることができます。本革でこれだけバリエーションが豊富なランドセルはないため、個性的な本革のランドセルを探している人は要チェックです。
工房系ランドセルブランド④カバンのフジタ

カバンのフジタは、工房系ランドセルの中でも機能性にこだわっているブランドです。本店が山形にあるため、本革ランドセルでありながら雪や水に強いのが特徴です。背負いやすさと軽量化のため、キューブ型ランドセルを採用しており、軽さも追及しています。
最近注目を集めている光るランドセルは、男の子から「かっこいい」と人気があります。職人のこだわりが詰まったランドセルなので、展示会などでぜひ手に取ってほしいランドセルです。
工房系ランドセルブランド⑤土屋鞄

土屋鞄は、工房系ランドセルの中でも人気があるブランドです。シンプルなデザインでありながら、カラーが個性的でとても上品な見た目が特徴です。おしゃれで人気があるモデルは、毎年すぐに完売してしまいます。
見た目だけではなく、立ち上がり型背カンを採用し、機能面でも充実しています。生産数に限りがあるため、気になっている人は、早めの注文をおすすめします。
- イオン
- ニトリ
- 高島屋
百貨店・量販店系ランドセル①イオン

イオンのランドセルは、かるがる背負えて、すっぽり入る「かるすぽ」が人気です。フィット感・クッション性・通気性を考慮した背当てに、人間工学に基づく科学的アプローチから開発された3点背当て「かるくなーれ」を採用しています。
肩ベルトの付け根の立ち上げ機能で、ランドセルが肩と背中にフットします。かるすぽシリーズは大容量が基本で、はなまるランドセル25は、大マチと小マチを足すと最大15cmにもなります。
百貨店・量販店系ランドセル②ニトリ

大手家具メーカーのニトリでもランドセルを販売しています。従来のランドセルよりも約30%軽い超軽量ランドセルN-シールドFやかぶせが取れる軽量ランドセル、カザマランドセルと共同開発したキラピカなど、ラインナップも豊富です。
百貨店・量販店系ランドセル③高島屋

大手百貨店の高島屋でもランドセルを取り扱っています。上質な正統派モデルから、有名ブランドとのコラボまで、幅広いラインナップの中からランドセルを選ぶことができます。限定モデルやコラボは、専門メーカーに製造委託しているので品質には問題ありません。
さまざまなブランドのランドセルが試着できるため、まず実際に手に取ってみたいという人にもおすすめです。
注目のランドセルブランド①grirose(グリローズ)

grirose(グリローズ)は、1965年からランドセルを作り続けている土屋鞄製造所が手がける、もう1つのランドセルブランドです。griroseは、フランス語の「gris(グレー)」と「rose(ピンク)」を掛け合わせた造語です。うれしいことも悲しいことも、どちらも大切な思い出になるようにという思いが込められています。
落ち着いたニュアンスカラーや可憐で華やかなカラーなど、毎日のおしゃれが楽しみになる、上品でシックな色合いが特徴です。
注目のランドセルブランド②LIRICO(リリコ)

リリコ(LIRICO)は、古いお城のお姫さまや遠い昔の物語の世界観をイメージしたブランドです。物語の世界観を表現するため、世界中のさまざまなモチーフを参考にしたこだわりのデザインが特徴です。細部まで表現された小さなメタルパーツは高い技術の証といえます。
特徴的な質感のエンボス加工は、京都の工房で、熟練の職人によって1枚1枚丁寧に作られています。ランドセル以外にもラクリンバッグ、チェストベルト、ポケットポーチやランドセル関連品など、さまざまなグッズも手がけています。
注目のランドセルブランド③ARTIFACT(アーティファクト)

ARTIFACT(アーティファクト)は「後ろ姿に、感性を。」をキャッチコピーに、子どもたちの多様な個性を引き立たせるランドセルブランドです。独創的なデザインと、機能性にも優れた造形美を併せ持ち、背負うたびに子どもの感性を刺激します。
背中にぴったりフィットする「フィットちゃん背カン」を搭載しているため、ランドセルが軽く感じ、姿勢もケアできます。背カンは左右別々に動くので、ランドセルを背負うときも下ろすときもスムーズです。
天然皮革と人工皮革のランドセル、結局どっちがいい?
天然皮革と人工皮革、細かいところまで比べると、それなりに違いはあるのですが、6年間という期間で考えると、強度や耐久性にはほとんど違いはありません。天然皮革に特別なこだわりがあるのならば、話は別ですが、そうでなければデザインや色、背負いやすさなどを優先して構わないでしょう。
あとは何を重視するかで選ぶべき素材が変わってきます。
お手入れの簡単さを重視するなら人工皮革(クラリーノ)
ランドセルに対して、まったくお手入れするつもりがないならば、クラリーノのランドセルを選ぶのがおすすめです。
牛革・コードバンもコーティングされているため、それほど頻繁にお手入れする必要はありませんが、それでも雨で濡れたときなどはサッと乾拭きした方がいいです。完全に放置していると、時間の経過とともにシミやひび割れができてしまう恐れがあります。
牛革・コードバンのような強度を求める場合には、強度に優れたクラリーノを選ぶという選択肢もあります。ただし、強度に優れたクラリーノは、一般的なクラリーノよりも重く、値段も高くなる傾向にあります。そうなるとクラリーノとしてのメリットが薄れてしまうという一面もあります。
見た目の美しさを重視するならコードバン
とにかく見た目の美しさを重視するならば「革のダイヤモンド」とも呼ばれるコードバンがおすすめです。
コードバンとは馬のお尻部分の革のことです。一般的な表面を残してなめされた革と違い、皮膚組織の内部にある厚さわずか2mm程度の「コードバン層」と呼ばれる部分だけを削り出したものがコードバンの革となります。
革からコードバン層を傷つけずに削り出すには熟練の技が必要です。また、馬1頭から削り出される面積が小さいため、希少価値が高く、値段も高額になります。
コードバンは革の強度が強いため、6年経ってもへたれず、ツヤが残ります。また小学校6年間を使ってから、ランドセルをリメイクして使うという選択肢も楽しめます。
バランスを重視すれば牛革
耐久性に優れている牛革は、昔からランドセルの素材として使われています。一昔前は黒か赤しかなかった牛革ランドセルも技術の進歩のおかげで、さまらざまなカラーが増えました。
牛革はクラリーノよりも素材自体が重いですが、最近では牛革と人工皮革をパーツごとに使い分ける牛革ハイブリッドというランドセルも増えてきています。牛革ハイブリッドのランドセルは牛革の質感と人工皮革の軽さを両立されているため、どんどん人気を集めています。
牛革の重さがネックに感じる場合は、牛革ハイブリッドのランドセルをチェックしてみましょう。
ランドセル選びでよくある質問
ランドセル選びでよくある質問とその答えをまとめました。
- ランドセルは軽いほうがいい?
- ランドセルはどんな色が人気?
- ランドセルは早めに買わないと売りきれる?
- クラリーノのランドセルは6年後も劣化しない?
- ランドセルカバーは必要?
- ランドセルは軽いほうがいい?
-
ただ重量が軽いだけではなく、背負ってみた体感が重要になります。重さは重くても、軽く感じさせるような工夫をしているランドセルは、それほど体に負担がかかりません。そのため、軽く感じさせるような工夫が施されたランドセルを選ぶのがおすすめです。
- ランドセルはどんな色が人気?
-
男の子の人気色はブラック系で、ブラックをベースに、コンビカラーをあしらったカラーが人気です。女の子は、パープル系が定番人気ですが、ピンク系・サックス系など、好みがわかれてきています。
- ランドセルは早めに買わないと売りきれる?
-
人気のモデルは即日完売ということもありえます。人気商品は売り切れることが多いため、ほしいランドセルがある場合には、早めに購入しましょう。
- クラリーノのランドセルは6年後も劣化しない?
-
大手メーカーが出しているクラリーノのランドセルは、しっかり品質検査を行っているため、6年間問題なく使えることがほとんどです。ただし激安のランドセルだと耐久性に問題があるケースもあります。
- ランドセルカバーは必要?
-
ランドセルをきれいに長く使うためには、買ったほうがいいでしょう。ランドセルに傷がつきにくいというメリットもあります。ただ、ランドセルカバーがなくても使えなくなるほど壊れるようなことはまずありません。
人気ランドセルについてのまとめ
人気のランドセルやランドセル選びについてまとめました。
- 素材
- 丈夫さ
- 値段
- フィット感
- サイズ
- カラー・デザイン
- 保証
近年はラン活をスタートさせる時期がだんだんと早まってきており、人気のランドセルはすぐに売り切れてしまうことが多いです。もし気に入ったランドセルがあるならば、早めの購入を心がけるようにしましょう。
ランドセルの専門店で、ランドセルを購入する場合は、年中さんの夏頃から始めるのがおすすめです。ほとんどの専門店では毎年8~10月からカタログの配布を始めているため、そのタイミングで検討を始めましょう。
量販店でランドセルを購入する場合は、年長さんの4月頃までには購入を決めておきましょう。
じっくりランドセル選びを行う場合は、やはりカタログを取り寄せてお子さんと一緒にいろいろ見てみることがおすすめです。ランドセルのカタログは基本的に無料で取り寄せられるため、気になるランドセルがあれば、どんどんカタログ請求を行いましょう!
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